はじめに
ここでは、2000年代に発表されたランボルギーニのコンセプトカーをご紹介させていただきます。ランボルギーニと言えば「カウンタック」が有名で、スーパーカーブームの火付け役とも言える車です。最近は「アヴェンタドール」や「ウラカン」、他にランボルギーニ初のSUV「ウルス」などがとても人気です。そんなスーパーカーメーカーが手掛けるスーパーなコンセプトカーを見てみましょう。
ランボルギーニ:コンセプトS
■ランボルギーニ:コンセプトS
2005年に発表されたこのコンセプトSは、「ガヤルド」のオープンモデルのコンセプトカーです。全体のシルエットはガヤルドそのままですが、ルーフが切り離されボディセンターで二分割されています。一目見た瞬間にかっこいいと思ったのを今でも思い出します。また、今見てもかっこいいです。
ランボルギーニ:ミウラ・コンセプト
■ランボルギーニ:ミウラ・コンセプト
2006年に「レトロ・コンセプト・プロジェクト」の第一弾として、2006年に40周年を迎えた名車「ミウラ」を再現されたコンセプトカーが発表されました。デザインテイストはミウラを現代風にアレンジしたものですが、その見た目は完全にオリジナルのミウラを再現しています。今でも、本当に再現してそのまま再販してくれてもいいくらいです。
ランボルギーニ:セストエレメント・コンセプト
■ランボルギーニ:セストエレメント・コンセプト
2010年に発表されたコンセプトカー。セストエレメントとは”第6元素”の事で、つまり「カーボン」を意味します。セストエレメントは、カーボン技術を惜しみなく使った車で、のちのランボルギーニのカーボン技術、軽量化技術の発展に大きく貢献したコンセプトカーです。ちなみにカスタマーからの要望によって限定20台生産され、今でもコレクターアイテムとして高額取引されています。
ランボルギーニ:アヴェンタドールJ
■ランボルギーニ:アヴェンタドールJ
2012年に公開された「アヴェンタドールJ」は、オーナーのオーダーにより作られた世界に1台しかない完全ワンオフモデルです。ベースは「アヴェンタドールLP700-4」で、「J」はイオタを表しています。イオタとは、1970年に生産されたワンオフで伝説的名車の「ランボルギーニ:イオタ」から由来するものです。この「アヴェンタドールJ」は走るため以外の装備を全て廃し、ルーフを切り離し、エンジンをパワーアップしています。完全ワンオフモデルのため、ランボルギーニも所有してないし、どこかに展示されているわけでもありません。個人の所有物です。しかし、かっこいいです!
参考「ランボルギーニ:イオタ」
ランボルギーニ:ウルス・コンセプト
■ランボルギーニ:ウルス・コンセプト
昨今のSUVブームに乗っかって、2012年に発表されたランボルギーニ初のSUVコンセプトカーです。ランボルギーニでは「スーパー・スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SSUV)」と呼んでいます。最高速300km/h超えのスーパーSUVで、2018年に市販モデルが発売されました。
参考「市販モデル:ウルス」
ランボルギーニ:エゴイスタ
■ランボルギーニ:エゴイスタ
エゴイスタは、ランボルギーニ創立50周年を記念に2013年に発表されたコンセプトカーです。戦闘機、アパッチ戦闘ヘリコプターから着想を得てデザインされた独特なデザインが特徴で、室内はシングルコクピットとなっており、そのデザインは正に戦闘機と言える過激なものとなっています。乗り降りするには、電動式キャノピーを跳ね上げ、シートの上に立ち、定位置に座り、足を180度回転させ、定位置に足を置き立ち上がるという動作が必要で、本物の戦闘機さながらの動作が必要です。現在「ランボルギーニミュージアム」に展示されています。
ランボルギーニ:テルツォ・ミッレニオ
■ランボルギーニ:テルツォ・ミッレニオ
2017年に発表された電動スーパーカーです。マサチューセッツ工科大学とランボルギーニの共同開発で、「未来のスーパーカー」をテーマに開発されたコンセプトカーです。インホイールモーターを搭載し、4輪各車輪が直接トルクを発生する4WDシステムで、これによって車体の自由なデザイン設計を可能にしています。さらに、最先端素材である「カーボンナノチューブ」を採用する事で、ボディ全体をスーパーキャパシタとして活用しています。スーパーキャパシタとは、強い電気エネルギーを一気に充放電できる性能があるので、ハイパワーモーターを搭載したスーパーEVに最適と言えます。レーシングマシンの様なエクステリアデザインが本当にかっこいいですね。
ランボルギーニ:ランボ・V12・ヴィジョングランツーリスモ
■ランボルギーニ:ランボ・V12・ヴィジョングランツーリスモ
この「Lambo V12 vision GranTurismo」はゲームソフト「グランツーリスモSport」のためにランボルギーニが開発したコンセプトカーです。シングルシーターを採用したドライビングの楽しさを具現化したスーパーカーです。デザインは「シアン FKP37」をモチーフによりレーシーにした様なデザインで、6角形のサイドウィンドウは、1967年に発表された「マルツァル」からインスパイアされたものです。これをドライブしたい方は、ぜひ「グランツーリスモSport」をプレイしてみて下さい。
参考「マルツァル」
参考「シアンFKP37」
さいごに
いかがでしたか?さすがランボルギーニと言えるスーパーカーばかりですね。ランボルギーニはかっこいい車しかないと思っているので、今後の動向に大注目です。特にアヴェンタドールの後継車に期待しています。
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