BMW
BMWはドイツに本社を置く自動車メーカーで、「ロールス・ロイス」と「MINI」を傘下に置いています。自動車以外に、バイクも製造しています。1916年に航空機のエンジン製造メーカーとして設立されましたが、色々あって今は自動車とバイクを製造しています。BMWのかっこいい車を紹介する前に、BMWの車にまつわる4つの特徴をご紹介します。
1:キドニーグリル
■「キドニーグリル」
このグリルは、BMWブランドで販売されている自動車全てに採用されています。キドニーとは、英語で「腎臓」という意味です。これまで販売されてきた全ての車に採用されているので、一目でBMWとわかる様になっています。
2:丸目4灯ヘッドライト
■「丸目4灯ヘッドライト」
こちらのヘッドライトデザインも、BMWの全ての車に採用されています。最近は「丸目」ではなくなってきましたが、それでも一発でBMWとわかるデザインテイストになっています。
3:L字型テールランプ
■「L字型テールランプ」
テールランプの形状が「L字」になっています。これもBMWの車種はほとんど採用されています。中には「逆L字型」の車種などもありましたが、最近の車種はL字型になっています。
4:ホフマイスター・キンク
■「ホフマイスター・キンク」
Cピラーの付け根が、逆弧の字型にカーブしているのわかりますか?窓枠の部分で言うと、窓枠下の端部が斜めに上がり、ゆるやかなカーブを描いているのがわかると思います。これ、実はBMWの車ほぼ全てに採用されています。このデザインを「ホフマイスター・キンク」と呼びます。1961年にヴィルヘルム・ホフマイスター氏が考案したデザインで、今も採用されつづけられています。「キドニーグリル」「丸目4灯ヘッドライト」「L字型テールランプ」「ホフマイスター・キンク」この4つはBMWを紡ぐ赤い糸のような関係で、BMWが大事にしているアイデンティティです。昔から継承されてきた意匠で、今後も受け継がれていくはずです。それでは、ここからカッコいいと思う車をご紹介していきます。
BMW:Z4
■BMW:Z4
BMWの2シーターオープンスポーツです!2016年に一旦販売が終了し、2018年に新型(3代目)が発表された新型Z4です。トヨタの新型スープラの兄弟車としても有名です。先代より大幅にスポーティな外観に生まれ変わりました。鋭どい目つきのヘッドライト、新形状の「キドニーグリル」とエアロダイナミクスがワイド&ローを強調していて、より精悍になったと感じます。ボンネットフードのライン、サイドエアインテークからテールライトへ繋がるラインはとてもうまくまとまっていて、風を感じるようなデザインと言うか走りに高揚感を与えるようなスポーティなデザインだと思います。全体的に筋肉質なボディは、「駆け抜ける歓び」を感じさせてくれそうな雰囲気がありますね!
BMW:3シリーズ
■BMW:3シリーズ
2018年の「パリ・サロン」でワールドプレミアされ、7世代目に生まれ変わった新型3シリーズです。見た目の変化は乏しく見えますが、まずキドニーグリルが中央でつながった新デザインのものへ変化しています。あと、遂にヘッドライトは丸目ではなくなりました。(今までも完全な丸目ではなかったが、今回は丸っぽくもない)ホフマイスター・キンクも新デザインが採用され、鋭角的なものになっています。リアのコンビネーションランプは「5シリーズ」のデザインに近いものへ変わり、とてもわかりやすいL字型発光のタイプに変わっています。インターフェイスは、ボイスコントロールシステムが最新デバイスへ進化を遂げ「ヘイ!BMW」と話しかけると起動できるようになりました。よく見ると案外変わっていますが、全体のイメージの変化は乏しいのかなって感じですね。3シリーズは、BMWブランドの25%以上の売上があるだけに、あまり冒険が出来ないのだろうなって感じですね!個人的に、この新型の方が先代よりかっこいいと思います。
BMW:4シリーズ
■BMW:4シリーズ
4シリーズは、以前の3シリーズ・クーペの穴を埋める存在です。なぜ3シリーズ・クーペで販売しないのかはわかりませんが、走る歓びを存分に体験するために生まれたスポーツクーペです。以前の4シリーズは3シリーズの穴埋め的存在でしたが、この新型はデザインを刷新し完全に別物になっています。4シリーズはスポーツクーペを謳うので、より走りに力を入れて開発されたモデルです。そのため、3シリーズより力強い走りとボディコントロールを備えています。真に「駆け抜ける歓び」を体感できるモデルと言えます。キドニーグリルが大きすぎって思ったのは僕だけではないはず(笑)
BMW:5シリーズ
■BMW:5シリーズ
BMWブランドの中核を担うモデルであり、メルセデス・ベンツ「Eクラス」や、アウディ「A6」のライバルとも言えるミディアムセダンです。個人的に思うのが、BMWのアイデンティティである「キドニーグリル」や「丸目4灯ヘッドライト」を採用して車をデザインすると、プレミアム感を演出するのが難しいのでは?っていつも思っています。実際に5シリーズに関しても、メルセデス・ベンツやアウディよりプレミアム感では劣っているように見えてしまいます。しかし、スポーティさでは一番だと思います!!ワイドなフロントフェイスと美しいボディラインは躍動的で、よりスポーティさを際立たせています。そこがブランドの狙いなんでしょうかね!?
BMW:6シリーズ
■BMW:6シリーズ
現在3世代目の6シリーズですが、初代(E24型)は「世界一美しいクーペ」と呼ばれ、多くの愛好家が存在します。現行モデルも言うまでもありませんが、とても美しいスタイリングを実現しています。シルエットからして美しいですよね!やっぱりクーペは美しくないといけないと思います。筆者的に、BMWの中で6シリーズはかなり好きなモデルです。「クーペ」「グランクーペ」「カブリオレ」「グランツーリスモ」の4モデルが展開されています。正直「グランツーリスモ」はかなり微妙です。
BMW:7シリーズ
■BMW:7シリーズ
BMWブランドのフラッグシップサルーンです。さすがにこのモデルになると高級感がありますね!上品なメッキパーツの加飾と、堂々とした佇まいがプレミアム感を演出しています。室内のデザインテイストはこれまでのシリーズと似ていますが、仕上げの素材の違いでしょうか、モダンさが感じられる落ち着きのあるものになっています。ライバルは、メルセデス・ベンツ「Sクラス」、アウディ「A8」と言ったところですね!
BMW:8シリーズ
■BMW:8シリーズ
BMWブランドの偶数モデルはクーペシリーズとなっています。その中で「8シリーズ」は、クーペ最強モデルにあたります。8シリーズは、1999年に一旦販売終了しました。そして2018年に、およそ20年ぶりに復活を遂げました。エクステリアデザインは、かなり筋肉質で逞しいボディラインをしています。高性能クーペであることの証ですね!また、ワイルドで厳つい顔つきがカッコいいですよね!いかにもって感じがいいです!
BMW:i8
■BMW:i8
「i8」は、BMWブランド初のプラグインハイブリット方式のスポーツカーです!また、バタフライドアの採用もBMWブランドでは初です!この近未来的な造形は賛否両論ですが、筆者はかなり好きです!今までにない新しいデザインは、受け入れ難い方も多いですが、こういった新しいデザインこそがこれからの明日を切り拓いていく鍵になると思っています。ハイブリットスポーツカーなんて!!って思う人も多いですよね!?しかし、10年後には当たり前になっていると思います!1.5リッター直列3気筒エンジンとモータ―とのシステムトータル出力が362馬力、0-100km/h加速が4.4秒と中々の高性能です!このデザインはかなり目立ちますが、乗ってみたい車です!
まとめ
いかがでしたか?今回は、BMWのクーペとセダンでかっこいいと思う車をご紹介しました。デザインは似ていますが、どのシリーズにも特徴があって好みが分かれます!筆者は、「6シリーズ」「8シリーズ」「i8」が好きです。「Z4」をオープンにして、海岸沿いとか走るのも気持ちよさそうですね!あなたはどのモデルが好きですか?
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